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Monday, April 28, 2025

Mt.Nishihodakadake, Snow Camping 西穂山荘 2367m 雪上テント泊 Day1

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西穂山荘で雪上テント泊をしてきました。
雪上テント泊は初めてだったので
厳冬期は避けて4月末に体験です。
 
当初、小屋がない場所での野営も考えたのですが
今回は天候が微妙だったので
トイレがある場所
小屋に逃げられる場所
ロープウェイなどが止まっても
自力下山出来る場所
を探して候補を絞りました。
 
西穂山荘は過去に2度ほど
テント泊をさせて頂いており
いずれも冬でなかったのですが
登山道のコース(距離や時間や疲労)の
目安がわかるのも選んだ理由です。
 
 

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8:30
 
前日車中泊をした
バスターミナルのある
さわんど温泉 湯の郷公園を
JEEPで出発します。
 
 
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9:23
 
新穂高ロープウェイの
しらかば平駅そばの駐車場に到着。
軽く朝食を食べて
登山に出発します。
 
 
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下道には雪はありませんでしたが
雨が降ったりすると
朝晩凍ることもあるので
まだ要注意です。
 
 
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笠ヶ岳は雪化粧ですね。
 
 
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ロープウェイの駅まで
テントザックを背負って
ゆるやかな登坂を
朝一に歩きだすしんどさよ・・・
 
このしんどさで
今日の体調、コンディションを測ります。
 
GOOD:
すこぶる快調!気分が良い!空気が旨い!
アドレナリンが全開!
 
SOSO:
目がくらくらする、お腹が張って重い、呼吸がいきなり苦しい
 
BAD:
寝不足である、めまいがする、お腹が痛い、足がマジ痛い
気持ちが悪い(吐きそうかも)
 
登山中止:
熱っぽい、咳が止まらない、本格的に腹痛(トイレ~っ)
 
うーん、今日はSOSOとBADの間ぐらいかな。。。
 
 
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まあ、たいがいは歩いているうちに
身体が温まってきて
大丈夫になります。
 
 
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9:48
 
しらかば平駅に到着。
 
今日は西穂山荘までなので
ゆっくりです。
天気が良ければテント設営後に
丸山か独標まで行きたいと考えていますが
午後からの予報は微妙っす。
 
 
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桜が咲いていました。
山も綺麗。
 
 
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駅の測りで荷物の重さを測ります。
 
6kgを超える荷物は、荷物券が必要で
しらかば平からは
人間往復 3700円
荷物往復 600円
を払います。
 
全部で19.18kgでした。。。
D850のカメラとレンズで3kgだしな(汗)
 
今後、テント装備の軽量化を検討します。
 
 
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向こうは第一ロープウェイの駅。
綺麗な景色です。
第一ロープウェイから
こっちの第二ロープウェイに降りてくる方は
登山者でなく、観光の方の方が多かったです。
 
 
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無事に10時過ぎのロープウェイに乗りました。
 
 
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西穂高口駅の屋上です。
 
観光者8、登山2ぐらいでした。
 
 
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上はやっぱ地面が雪に覆われています。
結構、寒いw
 
 
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目指す西穂山荘が見えました。
あそこまでテント担ぎます。
 
 
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西穂高の峰々
 
 
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なかなかの景色です。
森と雪を被った山々が美しい。
 
 
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槍ヶ岳も見えています。
 
 
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こちらは笠ヶ岳
 
 
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屋上から景色を眺めた後
10:45
登山開始です。
 
 
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いきなり雪道だったので
登りに入る前に
こっからアイゼンを装着します。
 
観光客の方は
このあたりはスニーカーで歩いていました。
さすがにハイヒールはいなかったと思う(たぶん)
 
 
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まだ登山道は雪山っすね。
 
 
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登山道は雪に覆われていますが
旗がマークされており
ルートを失わずに
安心して歩けます。
 
有難うございます。
 
 
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森に入ります。
 
 
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海外の方かな~
お子さんと歩いていました。
みんなスパイク無しの
スニーカーだったので
小屋までは厳しいかも
気を付けてね。
 
 
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登りが続きます。
汗が出てきます。
 
 
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今度は下り。
 
スパイク無いとすべっちゃうぞ~
 
 
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けっこう、細い所も。
まだ雪がしっかりしていましたが
溶けてくるとややこしい奴です。
 
 
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景色が開けてるところまで来ました。
夏もここで山をみたな~
 
 
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ひとつ感じたことは
冬以外に2度登っていますが
2020年 西穂高岳まで テント泊
2024年 独標まで テント泊
 
西穂山荘までの登り道
冬の方が断然歩き易い!でした。
 
木の根、岩の大きな段差が
雪で完全に覆われていて
らくちんっす!
 
 
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こんな感じで
傾斜はキツイですけど
階段、岩、歩幅の合わない木w
などの段差が一切な~い!
 
アイゼンでグリップが効くので
めっちゃらくちんです。
 
とはいっても、
荷物重いし、汗かくし
疲れますけどw
 
 
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11:40
 
あと400m
 
 
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そこそこキツイっすよw
 
 
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でも、夏道に比べれば
ぜんぜんらくちんです。
 
 
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これ吹雪かれたら
知ってる場所でも
ほんと、怖いのですが
今日は良い感じっす。
 
 
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だいぶ、上がってきました。
 
 
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途中、下山して来た方とすれ違います。
昨日の天気とか
風は強かったですかとか
いろいろ情報頂きます。
 
 
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11:55
 
山荘が見えて来ました。
 
 
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着いた!
 
 
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なかなかいい感じっす!
 
でも、思ったより雲が多いですね。
降るタイプの雲っすよね。あれ。
こっから上にあがるのは
今日は辞めておいた方が良いかな。
 
 
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12:00
 
西穂山荘に到着
テント場空っぽ!
 
 
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テント泊の受付を済ませます。
 
人少なっ!
 
 
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場所を決めたら
テント設営準備の前に
暑いんで、脱ぎます!
半袖の人は僕だけでした。
 
涼しくて気持ちいい~!
 
「あいつ、何で雪の上で
半袖になってるんだ!」
的な視線を小屋のほうから感じたので
記念に一枚撮っておきましたw
 
(普通に結構寒いです、僕がオカシイんですけど)
 
 
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荷物を降ろして
上着を脱いで
半袖になって
BCA SHAXE Tech を
ピッケルモードからシャベルモードに
 
 
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雪をかき分けて整地します。
 
 
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家の前の道路の雪かきは
楽しくないけど
テント場の雪の整地は楽しいっす!
 
 
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なかなか硬いので
カカトでキック!
凍ってるところはガチガチなので
丈夫なシャベル、スコップが必要っす!
 
 
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10分弱の格闘でした。
体力余っています。
 
 
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いい感じっす!
 
 
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ここなら
大吹雪になって身の危険を感じたら
小屋に逃げられます!w
 
 
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12:40
 
テント設営完了
 
 
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テント設営時は
アイゼンの爪を引っかけて
テントを破かないように
アイゼンは足から外して
端っこに置いておきました。
 
命に関わるのと
テント高いので(泣)
 
 
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目の前の景色!
素敵っすね。
 
 
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マムートさんで頂いた
クッションも持ってきました。
 
 
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13:20
 
雪が降ってきました。
さ、寒い!
さすがに上着を着ます。
 
 
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予報よりもやや早い感じで
軽く吹雪いて来ました。
 
やはり、こっから上には
今日は登らずが安全です。
登っても何も見えないし。
 
 
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小屋でランチを頂きます。
 
持ってきた食材は
夕飯と朝に温存です。
小屋の傍ならではです。
 
 
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今日はお客さん数名しかいない・・
前の2度は激混みでした。
 
 
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カップを購入w
 
 
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呑みます!
 
もう上に今日はあがらないし
寝床も確保したし!
トイレもあるし!
 
 
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のんびり小屋で過ごして
15:00
 
空は灰色
本格的に天気が崩れます。
 
予報より早いぞっ
上の山々を歩いてる人、大丈夫かな。。。
早く避難してくださいね。
 
 
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テント場には
この1時間半の間に
同志が!!
 
テントが増えていましたw
 
この極寒の中
わざわざ重い荷物担いで登ってきて
テントで寒い一夜を過ごす
変態、いや、ツワモノっす!w
 
 
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めっちゃ降られています。
 
冷静にこの絵を見ると
あそこで夜を明かすの
ヤバくない?って
もう一人の自分が問いかけてきますw
 
 
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いいじゃないですか
冒険っす!
(小屋の傍なんで安心な)
 
まだ15:00ですが
完全にやることが無くなったのと
外は激寒なのと
ほろ酔いなので
ゴロンとテントの中で
シュラフに潜って
うたた寝をしました。
 
雪がシンシンと降る
パラパラっという音を聞いて
ときどき、風がゴオォ~って
吹くと、若干ビビりながら。
 
 
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19:25
 
起きると真っ暗!!
 
 
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靴をテント内の前室空間に
置いておいたのですが
僕のヒルバーグテントは雪山用ではないので
アウター生地にスカート部分がなく
完全な密封ができないのです。
と、アウターの下の隙間から
雪が風に飛ばされて前室に侵入し
靴が雪に覆われてしまいました。
 
ビニール袋に入れて
インナールームに靴はしまおう!
朝まであのままだと
靴の中まで雪だらけで
凍って履けなくなる可能性がありました。
 
緊急脱出時や行動時に
足が凍傷になりかねん!
 
何事も経験っす!(前向き)
 
 
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と、トイレ・・・
トイレが近い場所にあって良かった~
 
これ完全な野営の場合
簡易トイレ持って
どこでするかも大変だなぁ
 
吹雪いてたらトイレ行けんな。
 
何事も体験が大事なのである。
 
 
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お手洗いを借りに山荘へ行くと
窓からストーブの火が見えました(笑)
 
あ、暖かそう・・・
 
トイレ終わったら
極寒の雪の上に戻ります。
 
 
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まあ、厳冬期じゃないのでw
 
でも、激サムっす!
 
 
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今、降り続いている
パウダースノー
 
完全装備の晴天下のスノーシューだったら
めっちゃ楽しくて、気持ち良いのですが・・・
 
この時間の真っ暗闇の中では
不安以外の何も無いっすw
 
スマホ電波の入らない山で
道迷いとか怪我とかしたら
低体温で簡単に死んじゃいます。
 
 
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19:40
 
そんな心細さを吹っ飛ばすには
飯っす!
 
お湯を沸かして、コーヒー飲んで
スープ呑んで、
レトルトの飯を作って
 
 
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雪の上でのテントでの調理
なかなか楽しいっす!
 
西穂山荘での雪上テント泊
雪上どころか、雪中テント泊になりましたが
一泊目は
こんな感じでした。
 
 








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