Photovoltaic Power Generation System セカンドハウスの太陽光発電の結果(最初の3か月)
セカンドハウスの太陽光発電
最初の3か月(夏の終わりから冬にかけて)の実績です。
一回太陽光やってみたい、
老後収入がなくなっても
エアコンガンガン使いたい!という
安直な理由ではじめた太陽光パネルの設置っす。
モニターの数値(理論値)じゃなくて
実際に東電さんへの売買の実績結果です。
買電 | 売電(FIT17円) | 単純収支 | |
Aug | 5,018円 | -5,018円 | |
Sep | 4,488円 | 8,007円 | 3,519円 |
Oct | 4,868円 | 8,364円 | 3,496円 |
Nov | 7,904円 | 8,279円 | 375円 |
3か月の合計 | 17,260円 | 24,650円 | 7,390円 |
1カ月平均 | 5,753円 | 8,217円 | 2,463円 |
1年あたり | 69,040円 | 98,600円 | 29,560円 |
各月の料金は実質前月実績値です。
11月の買電が多いのは
ペレットストーブを稼働する前の
10月前半にかなり寒い日があり、
リモートワーク中に
電気ヒーターをつけて
終日(9:00-22:00)とか仕事をした日が
何日もあったためと思います。
ちなみに太陽光発電のモニターがあると
どの家電がどういう動作をしているときに
どれくらい電力を消費するかがリアルタイムにわかります。
我が家のセカンドハウスの場合は
「デロンギのエスプレッソマシン」が豆を挽くとき
と
「電気ヒーター」をMAXでつけてるとき
が電気を結構喰うことが判明しています。
IHの調理時や
リビングの20畳用エアコン
(うるさらX AN63ZRP 2022年製)で
冷暖房フル運転中よりも
上記の2製品の方が電気を使います。
ここからは仮の計算ですが
この9月〜11月のデータをベースに
もし太陽光発電が無かった場合を想定比較してみました。
僕がセカンドハウスで
自己消費してる電力は
買ってる電力の1.5倍以上は楽に超えていると思われ
太陽光発電が無い場合の電力消費を想定するに
今の買電の1.5倍~2倍ぐらいの電気代になる、
つまり8千円~1.5万円ぐらいになると考えています。
実際に使った電気は
自家発電して自分で使った電気+東電さんから買った電気
逆に売った電気は
自家発電した電気ー自分で使った電気=余った電気
となります。
2022/9-11の 3か月実績からの シミュレーション |
(A) 買電 |
(B) 買電分以外に その半分相当電力 (50%)を 自家発電消費 していたと 想定 |
(C) |
(D) |
1カ月平均 | 5,753円 | 2,877円 | 5,753円 | 8,217円 |
1年あたり | 69,040円 | 34,520円 | 69,040円 | 98,600円 |
実際の消費電力が買電価格の1.5倍あったと仮定して
つまり、消費した総電力=1.5に対して
東電さんから買った電力=1(=5,753円)
太陽光で自家発電して消費した分=0.5(=2,877円)(B)とします。
仮にこの1.5倍計算の場合、
太陽光発電が無いとき
1カ月の電気代平均(A)+(B)は、8,630円となります。
たぶん、こんなに安くないと思われます。
また、もっと発電して自分で使ってるよなーと思い
実際の消費電力が買電価格の2倍あったとすると
つまり、消費した総電力=2に対して
東電さんから買った電力=1(=5,753円)
太陽光で自家発電して消費した分=1(=5,753円)(C)となります。
仮にこの2倍計算の場合、
太陽光発電が無いとき
1カ月の電気代平均(A)+(C)は、11,507円となり
より実感に近くなります。
(もっと高いかも・・・)
上の(B)、(C)が実際消費したけど
自家発電で買わずに済んだ電力となります。
これに太陽光発電で売電した電気代 (D)を足した金額を
太陽光発電がある場合の経済効果として計算します。
まとめるとこんな感じです。
太陽光発電があってもなくても発生する(東電さんに支払う)費用 (A)
太陽光発電が無い場合に発生する(東電さんに支払う)費用 (B)または(C)
太陽光発電がある場合に発生する(東電さんへ電気を販売した)収入 (D)
2022/9-11の 3か月実績からの シミュレーション |
(A) 買電 |
(B) 買電分以外に その半分相当電力 (50%)を 自家発電消費 していたと 想定 |
(C) |
(D) |
(B)+(D) 50%相当分の 自己消費 + 売電による 経済効果 |
(C)+(D) 100%相当分の 自己消費 + 売電による 経済効果 |
1カ月平均 | 5,753円 | 2,877円 | 5,753円 | 8,217円 | 11,093円 | 13,970円 |
1年あたり | 69,040円 | 34,520円 | 69,040円 | 98,600円 | 133,120円 | 167,640円 |
10年あたり | 1,331,200円 | 1,676,400円 | ||||
初期費用130万円 | 9.8年相当 | 7.8年相当 |
1.5倍 B:2,877円+D:8,217円= 11,093円/月 ➡ 133,120円/年
2.0倍 C:5,753円+D:8,217円= 13,970円/月 ➡ 167,640円/年
ざっくりですが、1年あたりでこれくらいの経済効果になる計算です。
ちなみに今回のセカンドハウスの太陽光発電設備の初期費用は130万円でした。
この計算だと
今回の9月~11月の
購入の50%相当の電力を自家発電して自己消費し(タダで使った電気の市場価格)と
余剰電力を売電した価格を合算して計算すると
9.8年で初期費用を超えます。
購入の100%相当の電力を自家発電して自己消費し(タダで使った電気の市場価格)と
余剰電力を売電した価格を合算して計算すると
7.8年で初期費用を超えます。
つまり、8年から10年で初期費用の130万円を回収する計算です。
FITは17円の契約です。
実際には買電する電気料金の値上げが想定されますし(高くなったほうがコスト面で有利)
装置の交換やメンテナンス費用がかかる可能性もありますし(装置交換はコスト面で不利)
(パワコン 20万円ぐらいの想定寿命が10年~15年ぐらいかな?)
富士山が爆発して、火山灰で発電できなくなるかもしれないし
細かいところでは
確定申告時に累進で計算される売電収入への税金分の計算
発電の不確定要素として
その年ごとの晴天日数
夏や冬の日照時間と照度の違いなど天候の影響
消費電力の不確定要素として
趣味、生活、仕事での利用頻度、利用形態、構成員の変化など
いずれもプラスにもマイナスにも
不確定な要素が多いので
あくまでざっくりの計算です。
そのほか、セカンドハウスでのデュアルライフを体験してみて
最初の3ヶ月の気づきとしては
11月以降はエコキュートの
夜間の自動での湯沸かし補充機能を停止させています。
(こっちのシャワーやお風呂はたまにしか使わないので
毎日夜間のお湯沸かしが勿体無いと思い)
また夏場だけでなく
冬の太陽光(曇が多めの晴れの日)でも
昼間は8:00から16:00過ぎまでは
そこそこ自家発電してくれており
冷蔵庫やパソコン、照明をつけて
そこにエアコンで暖房をガンガンにしても
夏場の冷房時と同様に
自家発電した電力が上回る(余裕がある)
ことが分かりました。
なので日中発電してる時は
ストーブよりエアコンで暖房して
陽が落ちて発電がなくなったら
ペレットストーブの暖房に切り換えるなど
工夫が出来そうです。
(でも、実際にはストーブの炎が見えるほうが好きなので、ストーブばっかつけてますがw)
もちろん、日中も太陽に暑い雲がかかったり
起電力の大きい電化製品を使い始める時など
瞬間的に電気を買う時もあります。
それでも、日中は電気の購入総額より販売総額が上回るので
(僕の場合は日中だけでなく、夜間分を含めても)
相殺すると電気代がかかっていない感じになります。
(実際にはお金の動き「引き落とし」と「振り込まれる」が別に発生します。)
ちなみにセカンドハウスの
太陽光パネルの設置条件はこんな感じです。
屋根の傾斜角 16度
方位 0度
枚数 20枚
総容量 5.680 kw
緯度経度 関東地方
パワコンの定格出力 5.5kW
まあ、一番嬉しいのは
リモートワーク中に
夏の暑っつい日にモニター並べてパソコン付けて
ガンガンのキンキンにエアコンを
昼間、家中にかけっぱなしにしても
電気代の支払いがゼロ円!
(しかも収支で月に4千円プラス!!)
が実証出来たことが一番大きいっすw
今後、将来において電気代が下がることはないと思うことと
災害時のバックアップ電源としてのことも考えると
めっちゃありかなっと。
太陽光発電
興味本意で実際にやってみて思ったポイントは
こんな感じです。
パネルも安くなったけど
その分、電気の固定買取契約(FIT)の価格が下がっているので
売電による利益は考えていません。
先々のメンテナンスを想定すれば
利益は出ないと思っていて
それよりも
自家発電中の電気を使えることで
その間、高額な電気を買わずに済むことが
最大のメリットと考えています。
この発想の延長に非発電時間用に蓄電池を備えるという手もありますが
個人的にはまだ初期費用と性能寿命のバランスが悪く、高すぎるかなっと。
僕が去年2022年に見積もった時は
販売キャンペーンも行政の補助とかも無く
電池だけで200〜300万円とかだったので。
(夜間電力買った方が。。。)
でも太陽光発電に関して言えば
物理的にパネルを設置できる
持ち家(屋根)や土地があり
そこで生活や仕事などで10年以上
自分や家族が過ごす計画があって、
かつ、
初期費用を先行して突っ込んででも
エコとか気にせず
ガンガンに電気を使いまくりたいなら(←ここポイント)
実際の損得も悪くないですし
心理的にめちゃくちゃ
”有”だと思いました。
ファーストガンダム世代の僕としては
子供のころに観た
ジオンのソーラレイシステムが
我がセカンドハウスに配備された感じっす!
”セカンドハウスの屋根の上のムサイ、下がれ!影を落とすと出力が下がる!”
我がソーラレイシステムは
今日もゲルドルバ照準で
エスプレッソを淹れてくれています。
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