Concrete Placing, CP型枠ブロック擁壁工事開始
古い土留ブロックだった壁を全部取り除いて
CP型枠による土留めの擁壁を作ります。
コンクリートの打ち込みに続いて
鉄筋の設置がはじまりました。
ブロックも搬入されてきました。
かなり大ごとになってしまったのですが
二拠点生活となる終の棲家作戦で
いくつか出てきた問題のひとつをクリアします。
もともと50年ぐらい前に作られた
ブロック積みの土留めが土地境界の一部にあったのですが
土留めの片側の土のグランドラインまでの位置が
土圧のかかる高さとして
土留めの反対側から見たときに
一定の高さを超えている場合に
現在の建築基準法では、
ブロック積の壁は土留めとして認められず
そこに新しく建築物(家)を建てる場合に
問題となる懸念がありました。
また建築基準以外に
実際に一部のブロックには垂直方向にクラックが見つかり
この先の大地震や大雨などによって土圧が増したり、
50年以上になっていくと思われる
今後のブロックの経年劣化を考慮すると
どっかで対策が必要と考えていました。
事故が起きる前に、災害が起きる前に
家を建てるつもりなら、
この土留めも全部壊して
CP型枠で作り直しをする決断をしました。
おかげで先日
建築確認申請は無事にパスできました。
土地境界なのでL型基礎で
型枠ブロックの造布工事、
基礎部分のコンクリート打ち込みと配筋が
スタートしました。
コンクリートの硬化時間を考えると
春まで待って
ほんとは冬場じゃないほうが
いいのかもしれませんが
もろもろのスケジュールやら申請などもあり
2022年度の住宅ローン控除改正前
2021年(令和3年)基準に適応させる為と
2022年度の固定資産税の軽減処置
(1月1日に更地でも建築申請を得ている場合の特例)
を受けるためなど
いろいろ検討や準備、タイミングを考慮すべきことがあり
さまざまな事柄が交錯しながら
自分の中で折り合いをつけて
なんとか進んでいる次第です。
ちなみにこれらのこともあり
僕の場合の二拠点生活を実現する為に建てる
終の棲家は
建てる順番こそ2番目(セカンド)ではあるのですが
制度上(生活と銀行融資と税制の面)は
こちらをファーストハウス(メインの家)とします。
そして、今の家(1番目に建てた)のほうを
2拠点目、セカンドハウスにします。
これをするにはいくつか条件がありますが
これが出来れば
いくつかの制度上のメリットを得られる計算です。
こういうのはレアケースなのか
ネットや銀行の相談事例などのQ&A的なところには
情報がほぼ無かったです。
なので
管轄の市町村役場さん、税理士さん、銀行さん、
僕は会社員なので勤め先(とその全国健康保険協会)などに
多重で確認しました。
この発想に至った経緯は
まず前提でなにより金利がひどく安いこと。
普段というか経済の成長という意味では
過度な低金利はマイナスに感じてますが
家を建てるならこれを最大限に利用させてもらいたいので。
希望1.
住宅ローンを利用したい。
(擁壁工事とかこれないと無理っす!家自体も多少立派にしたいし)
希望2.
住宅ローン控除(の恩恵)を受けたい
詳しくは書きません。。。逆ザヤだなんて。
希望3.
住宅ローンの団信(団体信用生命保険)に入りたい。
はい、もうジジイになるんで
いつぽっくりいくか分からないっすから。
これにより、二拠点に限らずですが家を購入する場合などに
もしものとき、残された家族へのリスクを大きく減らせます。
これを考えたときに、
僕の場合はもともとこの山際に良くも悪くも土地があったのですが
もろもろの古い土塀やたくさんの木や岩・石などの潜在的な
問題を含む、住むにも、貸すにも、売るにも、相続するにも
利用しにくい土地を残すより
新築の家と整備された土地に僕が全部直して
その時が来たら最後には負債ゼロで
子供らに残してあげるほうが
(田舎だけど・・・)
まだましかなーという考えになりました。
なのでブログに書く話じゃないかもですが
よほどの高金利にでもならない限りは
若いころ建てたマイホームのときのように
繰り上げ返済とか必死にする気は今回は一切無くw
なるべく長い間ローンを保持して(控除もできるだけ得て)
団信状態をKEEPするつもりです。
もちろん、子供らの為には
構造的な問題が多く、そのままでは利用しにくい田舎の難儀な土地より、
田舎でも、しっかり整備された土地に
今、新築で建てた古家があるほうが若干マシかな?って
現時点で僕が勝手に想像する仮説の話です。
人口減少してますし、
この地域の周辺の過疎化や空き家問題も大きくなるでしょうから
あとで大きく利用できる資産になることは全く期待していません。
何もせずに、今この場所を手放すことも考えましたが
そもそも改良前の状態で買い手がつくかどうかが怪しかったというのがあります。
仮に”買いやすい状態”にしようとすると
おそらくは岩の撤去や土塀改良などの費用負担が発生してしまい
手元にわずかな金額しか残りそうもないことも判断材料でした。
ならばちょうど考え出していた
子育て後や、登山など激しめの外遊び?が
できなくなった時の趣味の空間
僕のセカンドライフの充実を兼ねて有効活用して
ついでに今後の負動産度合いを
多少でも減らすことができればいいかなっと。
その間に僕が二拠点生活の場として
10年?20年?ぐらいは
楽しむことができるのであれば
田舎でも広い庭のある平屋で生活するのも
ありかな?
なかなかできる事じゃないので
やってみるか~となりました。
最初は草ボウボウの地面にテント貼るだけの予定でしたが
これが、”終の棲家”計画に変更した経緯です。
で、これを実行するための条件です。
条件1.
ローンと団信の両方の審査にパスすること
まじめな会社員っすから!
唯一の取り柄的な信用と健康があるなら、
この超低金利、利用しない手はない。
自分の年齢とタイミングを考えると
今がラストチャンスかな?とか思いつつ。
あと5年遅かったら止めてたと思います。
(老後破産するわ!)
条件2.
今ある既設の家に住宅ローンが無いこと
(過去に今の家やその他で住宅ローンを利用した場合は完了していること)
住宅ローンやそのローン控除は
おひとり様、その生涯で1回までという回数制限はありません!
ただし同時には1契約のみです。
重複する場合には、既存の住宅ローンが終わるまでは
新しい住宅ローンは借りれませんし、
借りれなければローン控除も受けれません。
この場合は、「セカンドハウスローン」という商品がありますが
金利が変わるのと、住宅ローン控除は適応外となります。
条件3.
住宅ローンを受けるため、生活の実態がそこにあること
賃貸で貸し出すための家(部屋)とか
別荘などの主たる生計・生活が行われない家(部屋)は対象外となります。
またローン契約後に変化があった場合も契約違反となります。
転勤などの事情は考慮してくれるらしい・・・のですが
そうでない場合や意図的な悪質な場合は、全額一括返済を求められたり、
複数の家がある場合には「セカンドハウスローン」の金利へ変更とかになる
こともあるそうです。
なので、僕の場合も
金利が低いので(1番目に建てた家のときの三分の一以下だ!)
ローンとその控除を利用することにして
生活実態を終の棲家に移すことにしました。
適応するためには
生活実態の移動+住民票の異動が
セットで条件とのことでした。
僕の場合は最初の計画で
職場&都内、ファースト、セカンドハウスの
3拠点間のそれぞれ全方向への移動時間を
2時間以内になるように設定していたので
これが可能でした。
これらは二拠点生活を想像しているときは
まったく知らない話だったので
実際に実行に移す各段階で
制度や補助金や税金、控除、お金の融資(金利)など
いろいろ調べだしてから得た情報でした。
調べて知ることで利用できる制度や実行が許可されること
知らないと損すること、実行が許可されないことなど
体験型学習しました。
まあそれでも、いろいろなびっくり想定外が
ここまででもありました(泣)
ほんと、手を出してから分かったこと
サプライズなど
だいぶ、だいぶ、かなり大変っす!!
地面の下から岩がゴロゴロ出てきたり
誰か以前の所有者の浄化槽?が出てきたり
(↑これ、ほんとは以前の使用者の不法投棄となる事案っすよ!)
既存土留めが今日の建築基準では
土留めとして駄目っぽかったり
(駄目だと最悪、法的にそこに家を建てられない!)
これら全部、家が建たない!に直結しかねない事案でした。
しかも土留め以外は工事中に発覚。。。(涙)
まじ、ビビって悩みましたよ。
それでも、それでもです。
二拠点生活を目指す皆様
それぞれの境遇や地域や拠点の種類など
状況は千差万別ではあるかと思いますが
少しでも参考になれば幸いです。
だいぶ、人柱になりつつある・・・
いや、夢の実現に向けて
先輩方の背中を追いかけ
後進の方に少しでも参考になるように
オラは進むっすよ!
(もう後戻り出来ないとこまで来ているし・・・)
来年、ほんとに終の棲家は建つのだろうか・・・
いや、建つのかじゃない、建たせるんだぁ~!
(炭治郎風に叫んでみた!)
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