Mt.Bandaisan 磐梯山 1,816m 日本百名山 2021.7.24
福島県を代表する山。
会津の磐梯山
いつか登りたかった山を
裏磐梯から登ってきました!
前日夜に出発して
裏磐梯を目指します。
裏磐梯スキー場の駐車場を目指します。
桧原湖からの最後の山道は
未舗装になりますが
これがかなりの凸凹道で
真っ暗な夜中に走るには車高の低い車だと
走行要注意な感じでした。
今回、JLアンリミテッド
初めての4WDモードで走りました!
楽しい~っ!
(真夜中に一人で何やってんだか。。。)
朝の4時半に起きて
アタックの準備です。
今回、初めての福島、はじめての磐梯山ですが
あえて「裏」から行きます!
変化に飛んだその山を
美しい火口湖と爆裂火口の噴火壁を
巡ります。
朝の5:00に登山開始。
まずはスキー場を歩いて登っていきます。
日が出て暑くなる前に
このエリアを通過したい!
途中、振り返ると
朝もやの中、雲の上に
吾妻連峰の山々が見えました。
朝の5:15
中央奥のふたこぶ
左に、西大巓(にしだいてん)1982m、
右に、西吾妻山(にしあずまやま)2035m
右奥に東大巓1928m、中吾妻山1931m
いずれ登ってみたい山々です。
冬にスキー場となる斜面には
花がいっぱい咲いていました。
30分ほどでスキー場を登ってきました。
続いて、1888年に水蒸気噴火で
山体が吹き飛んだエリアに入ります。
直感ですが、富士山や焼岳の
噴火口付近を歩いているときのような
ここに長居してはいけない
ピリピリ感は感じませんでした。
そして、敢えて裏磐梯から登る理由となった
今日一番の目的地である
銅沼(あかぬま)に向かいます。
銅沼に着く前に、手前にも別の湖がありました。
朝の澄んだ空気感
肉眼で見て
写真を撮って
空気感を全身で味わって。。。
やばい、前になかなか進みません。
途中、森の中の植物も
かっこいい、いい雰囲気です。
5:45 お目当ての銅沼(あかぬま)に到着しました。
経験的に、朝一で
空気が温まる前に
ここに来たかったんです。
どうだっ!
やった!当たりっす!
綺麗すぎるーーー、かっちょいい!
なんていう色なんだ!
これ当然、写真は色加工なんかしていません。
このまんまの色彩が
目の前に広がります。
14mmの超広角っす!
14-24持ってきて良かった!
わぉーっ!
湖畔でレンズ交換しながら
一人で写真を撮りまくりました。
今回は、ここ目当てで
大三元レンズ(広角、標準)2本体制です。
水蒸気爆発の後にできた
噴火壁と火口湖です。
反対岸には噴煙が数本あがっています。
この沼の水は鉱物を含んだ強酸性だそうです。
ここから五色沼まで下って
ようやく生物が棲める水質になるそうです。
赤いのは鉄分やアルミニウム、マンガンなど
金属イオンが溶けて
湖底の泥に溜まっているからだそうです。
大満足です。
最高!
今までに見た爆裂火口で
一番きれいっす。
美しい。
6:00
銅沼(あかぬま)で写真を撮りまくって
景色に大満足して登山再開です。
磐梯山
綺麗すぎるっしょ。
6:30
八方台登山口から登ってくる道と合流しました。
電車利用で駅からバスに乗ったり
車移動でも
南側から登ったり
八方台から入るほうがメジャーなコースのようです。
が、断然、銅沼(あかぬま)狙い
お勧めします。
7:50
4合目の弘法清水小屋の手前まで来ました。
清水が冷たくて気持ちよかったです。
ここまで、湿度が高く
汗をいっぱいかいていたので
ここで少し休憩をしました。
ちなみに
ここから山頂まではあと20分程らしいのですが
ここが4合目で
頂上が5合目となっているのは、
水蒸気噴火の前、
もともとは今の倍の山の高さだったから
ということだそうです。
8:10 登山再開です。
花が綺麗でカメラを向けて
体勢を変えたりしていると・・・
この辺で足がつりそうになりました。
む、蒸し暑いです。
どこの山もそうですが
夏山で2000m前後だと
湿度と温度できついです。
ここからのあと少しが
急登に阻まれキツかったです。
もう汗だくというか、
川で泳いで来たみたいにずぶ濡れでした。
と、そんなことを考えていると
8:26
磐梯山 登頂です!
コース自体はそんなんに危ないところはなく
遠足的な山でもありますが
やっぱ、福島を代表するシンボルです。
有名な会津磐梯山に登れて嬉しいです。
三等三角点をゲット。
山頂の祠です。
ちょっと霊的な神秘さがありました。
”何かを待っている?”
いやっほーっ!
山頂から北方向
僕が登ってきた方角の眺めです。
銅沼が中央左に見えます。
1816m
日本百名山 磐梯山、素敵っす。
登らせてくれて有難うございます。
山頂はトンボがたくさんいました。
あそこが吹き飛んだんですよね。
すごいスケールです。
9:50
山頂で朝ごはん2回目を食べたあと
登山者で混んできたので
弘法清水小屋に降りてきました。
小屋の女性の方にお茶を頂きました。
美味しかったです。
生き返りました。
有難うございました。
10:00下山開始です。
コースが選べるので
右のほうへ
反時計回りの周回コースを選びます。
この辺も綺麗だったなぁ~
14mmで撮影。
お花畑エリアです。
左に天狗岩(三合目)、右に櫛ヶ峰1636m
夏だぁ~!
櫛ヶ峰と青空と白い雲
夏だぁ~!こういう景色好きです。
かっくいーっ!
なかなか前に進みません(笑)
ちょっと八ヶ岳の中岳、阿弥陀岳を思い出します。
が、こちらのコース、
山地図では破線になっています。
後続から人が来ない。。。!?
途中で会った下から登ってくる方
数名から
”あそこ降りるんですか!?”
雑談中に心配されます。
ある女性は
「一昨日、燕岳登りましたけど、これに比べたらぜんぜん合戦尾根のほうが余裕でしたよ!」とか
めっちゃ言われました。
「ザレてて滑落とかしそうな場所ですか?」とか
かなりビビり始めます。
が、小屋のおばさんに
「破線ですけど、スキー場まで降りるの危なくないですか?」
と聞いたときは
「道間違わなければ、ゆっくり行けば大丈夫だよ!」
と教えてもらってたので
来たんですけど。。。
そう、裏磐梯側の登山道でも
スキー場コース側での往路では
大勢とすれ違いました。
八方台登山口利用の登山道との合流もあり
それなりに人数がいました。。。
がっ!
確かにこっち、登ってくる人は、ちらほらいなくもないですが
下山に使う人、僕以外に人いないじゃないですか!?
山頂、あんなに人いたのに。
え、やばいほうに来てしまったんか!?
裏磐梯方向の人、そんな少ないわけないが
ほとんどが、八方台か、銅沼(あかぬま)方向に降りてるようです。
しか~し、
だって、朝一の空気澄んでいるうちに
銅沼行って写真撮りたかったんだもん!
なので、右回りを選んだんです。
それにピストンよりも
周回コースのほうが楽しいじゃないですか!
心の中で強がりを言いながら
ビビって、今からでも引き返すべきか
振り返って磐梯山を見ます。
同じ下山者に会えた人たった3名中の2名が映っています。
(お話したら福島県の警察?レンジャー?みたいな方二人連れだったのでちょっと安心感を得ました)
良し!これで行ける!(笑)
そして、これが
燕帰りの山ガールさんに
指摘されビビらされたポイントです。
鉄柵があるけど
抜けそうでヤバいって言ってたな!
たしかにかなりの急斜面!?
こっち周りだと急下りです。
が、あまりに言われたので
想像が膨らんでイメージしていたのは
劔岳の下り岩場の垂直に見える斜面
とか
西穂高の山頂直下の大一枚岩の下りとか
僕は死を感じで、普通に歩くのは無理でした。
お尻で擦るのも、もし背中のザックと岩がぶつかって
前方空中に推し出されたらアウトだと危険を感じ
梯子を下りる要領で内向きに岩を3点支持で降りました。
今までで一番怖かった。。。
とか
空木岳で誤ってコース外れたときの
急斜面&高度感ありすぎのザレザレ蟻地獄斜面
とかが
頭によぎっていたので、まじビビりましたが。
大丈夫、こういうのはオラ怖くないです。
浮石とかだけ気を付ければ、
もし転んでも命に別状は無さそうでした。
結果的には、ぜんぜん、問題なしっす。
見るまではほんと、まじびびってたけど。。(笑)
逆に僕的には
これを登りで使うほうが体力的にしんどいな。
11:15
山ガールさんにビビらされた急斜面を
爆裂火口の底まで降りると
ワイルドな景色が待っていました。
やっぱ、あの急斜面を夏場、往路で使って登るより(左回り)
早朝、銅沼を空気が澄んでいる綺麗なうちにみて、
下山で火口原を通って破線コースを降りる(右回り)
のほうがお勧めだな。
景色が最高です。
同じルートのピストンでは勿体ない!
あ、でも今日は晴れているので
もし、雨だったり強風だったら
破線下りはお薦めしないです。
CTが長くても
滑落リスクの少ない
また登山者が多いコースを使うほうがいいです。
僕も破線下り中は
危ないのでカメラをバックにしまいました。
下山後、せかっくなの裏磐梯なので
五色沼を少し散策しました。
青沼。ブルーっす!
ただ、このエリアは普段着で
みんなスマホで写真撮ったりしてる観光客エリアなので
小さなお子さんと一緒のご家族とか
若いカップル率が高く、
でっかい一眼レフ持った
汗でびしょ濡れのオッサン登山者のおいらは
ちょっと場違いでした。。。
下山後の河童橋的なヤツですなw
こちらは、るり沼
後ろに磐梯山
さっきまであそこに居ました。
綺麗な散策路でした。
福島の山、素敵でした。
帰りしな南側から
”表” 磐梯山をバックに!
ありがとうございました!磐梯山!
無事の下山に感謝です。
JEEPは自然が良く似合う!こういう雰囲気大好きっす。
帰りに福島で桃(あかつき)を
買って帰りました。
夏の素敵な福島と磐梯山でした!
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Comments
へー、磐梯山に行ったんですか。
好天でウラヤマシイ限り・・・。
ロケーション、広角、天候、完璧にそろってますね。山はいいなぁと思わされます。
東北までは遠征できそうにない(引退するまで)けど、山形、福島の山は行きたいです。
昨夜小屋で磐梯山や安達太良山の話をしてたところでした。
お疲れさまでした。
Posted by: TWE | Saturday, August 14, 2021 07:05
オラの二拠点目が、ほんとに計画通りに出来たら(まだ自分で半信半疑w)
こっちに泊まってもらって(荷物は送ってもらってもいいし)
北関東、東北方面、いっしょに行きましょうよ!
越百小屋のブログも素敵でしたよぉ~。懐かしかった!
Posted by: Tarkun | Saturday, August 14, 2021 10:51