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Thursday, December 16, 2010

MASADA JACK

ネットで注文していたマサダジャッキが到着した。

Dsc_6513

アンリミテッドのタイヤ交換にジャッキを探すこと2~3カ月(笑)
スタッドレスタイヤとホイールの選択と購入にも、
ありこち調べたり、製造されて入荷するまで待ちつづけたり
ずいぶん時間がかかったけど
このジャッキが手元に来るまでにも、かなりの検討を要した。
(アメ車ホイールほどの難しさではなかったが)

何に悩んだかって? ずばり車高。
そう、2.5インチアップして、あのサイズのマッドタイヤを
巨体に履いているのに、ジャッキアップってどうするのか?
でも、タイヤ交換、せっかくだから自分でしたい。

普通に考えたら、この車、ひたすらジャッキアップしても
普通のパンタグラフ・ジャッキの高さぐらいでは、
フレームまで届かないだろうし、
ジャッキの底にブロックとか挟んで下駄を履かせても
コイルが伸びてタイヤが地面から浮かないのでは?
と、ジャッキアップの仕方から勉強開始。

で、例のマニアックな内容満載のラングラーの取説を読み返すと・・・
ジャッキアップポイントは、前後輪のアクスルチューブと書いてあった。
いわゆる前後車輪の軸をジャッキアップせよ!とのこと。。

なるほど確かに軸(正確には車軸が入っているホーシング部)を
直接持ち上げれば、車体からぶら下がるコイルの伸びは関係なくなる。
タイヤもコイルも車体もみんないっしょに軸ごと宙に浮く訳である。
ちょうど車の下に寝ころんで
車軸を持ってベンチプレスをしているような感じ。

大型の「車軸懸架タイプ」ならではのジャッキアップなのかな。

普通?の車のサスペンション形式は
軽量化や乗り心地に優れる「4輪独立懸架」が
一般的らしいが、
ラングラーの場合は、前後とも「車軸懸架」。
馬車やトラックみたいなリジッドアクスル+コイルスプリングである。
構造の単純さと丈夫さと
オフロード性能を優先している。
ということらしい。

「単純構造で頑丈」ってのは
JEEPが軍隊向けだったころの名残なのかもしれないが
僕的には「型は古いが、長く使える」
ような響きがあって好きである。

と、いろいろ調べて勉強しながら
ジャッキアップひとつで、これだけ楽しめるのもJEEPならでは!
車屋さんにお金を払えばやってもらえるけど
せっかくのJEEP、もったいない。

で、アクスルチューブをジャッキアップするために
地面からチューブまでの高さを測ると
今の僕のアンリミテッドのセットアップで
路面から約34cm。

つまり、パンクした場合には、それより低く
さらに、タイヤを地面から上げるにはそれより高く
およそ、34cmプラスマイナス10cmぐらいを
約2トンの車体を相手に
ストロークできるジャッキが必要という計算。

車載品の機械(ネジ)式パンタグラフ・タイプはすでに考慮外。
油圧式で、できれば底板などを使わずに
一発で34cm±10cmをカバーしたい。

で、いつものごとく近所のカーショップや
大型ホームセンターなどをいろいろ探したけど・・・。

油圧でもパンタグラフ型はストロークが届かずアウト!

ストローク優先なら大型のガレージジャッキが売ってたけど、
メチャメチャでかいし、自重が20kgとかある。
うーん、出し入れが大変そうだし、
我が家では保管にもやっかいだ。アウト!

有事?の際には、車載しておける油圧ジャッキで
ストロークがあるヤツ・・・ということで
ボトル型で探すことになった。

ちなみに
機械式ならハイリフトジャッキっていうのがあるらしいけど
扱いが複雑そうだし、車載しやすくなさそうなのでパス。

で、ボトル型。
近所のカー用品店やホームセンターで2500円~5000円ぐらいで
いくつかあったけど、ちょっと微妙。
なにが微妙かというとストローク(+10cm)が届かない?
さらに小型で便利そうなのだが、その分垂直安定性も微妙。
値段が高くても、もう少し大きくて丈夫そうなのが欲しい。
絶対、そういうニーズがあるはず。
だから絶対、そういう製品があるはず。
ついでにできれば命がかかる製品なので、
日本製やドイツ製、アメリカ製のジャッキがいい。

と、かなりマニアックな仕様を決めてネットで検索しまくった。
(この段階で、普通の店には絶対無いだろうと諦めた)

じゃーん。やはりあるではないか。
しかも「Made in Japan」。

安さが最優先みたいな“物”はいらない。
高くても、性能ありきで、頑丈な“モノ”が好きだ。

と勝手な妄想が膨らんで選らんだのがこれ!

Dsc_6515

MASADA オイルジャッキ MH-10。

決めては、ど真ん中のスペック。

十分な呼び荷重10t。
十分なストローク 240~470mm
いい感じの質量7.9kg

しかも、ラインナップが豊富で
もっとでかいサイズまでを設計・製造しているメーカー。
シブイ!渋すぎるこのメーカーさん!
ジャッキでこれだけ種類を持っているとは。

ジャッキひとつで、ブログをこれだけ引っ張って
書いている僕も、かなりマイナーでシブイと思うが(笑)

ということで現物を見ることなく惚れ込んでしまった
MH-10が今日届いた。

マサダ製作所 http://www.masada-j.co.jp/

 

マサダ 標準オイルジャッキ 10TON MH-10
by カエレバ

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